Amazonは、地球上で最もお客様を大切にする企業という理念の一環として、詐欺犯罪者がAmazonを信頼してくださっているお客様から利益を得るためにAmazonのブランドを利用することがないよう徹底することに努めています。Amazonは15,000人を超える人員を採用し、莫大なリソースを投じて詐欺や不正からお客様を保護しています。Amazonは、お客様のアカウントを保護し、詐欺行為を検出する画期的なテクノロジーを構築しました。また、こうした犯罪者の責任を追求するため、精鋭チームが日々尽力しています。
「こうした犯罪の被害を被った人々の心の傷ははかり知れません」と、Amazonでお客様保護および対策措置実施(CPE)チームに携わる企業内弁護士、トム・オルセンは述べています。CPEチームは、世界中の優秀な弁護士および調査の専門家で構成されています。「人々はこれまでの蓄えを失い、個人情報を奪われ、信頼を失います。さらに陰湿な場合、自身のアイデンティティや社会との関係を失ってしまうこともあるのです。」
北カリフォルニア在住のオルセンは、米国の 空軍法務総監(JAG)部隊で10年にわたり検察官を務めていました。CPEチームの弁護士として、彼は、詐欺に関与しAmazonの名前を騙ってお客様に損害を与える犯罪者に対する調査および措置の実施を担当しています。
不審なものを見つけたら、通報してください。
なりすまし詐欺は古くからある手口です。詐欺犯罪者はよく知られたブランドの名前を使ってお客様の信頼を悪用します。昨今では、テクノロジーとソーシャルエンジニアリングを組み合わせた高度な手法で、一方的にメール、電話、テキストメッセージ、ソーシャルメディアといったさまざまなコミュニケーションツールからお客様に連絡して誘導を試みるようになりました。
詐欺被害者からの迅速な通報は、対策可能な情報源として非常に重要です。詐欺被害の通報が多いほど、Amazonのツールには悪質な犯罪者を特定する情報が蓄積され、適切な措置を講じることができるようになります。お客様は、「不信な連絡について報告する」から報告いただけます。ツールは20を超える言語を使用されるお客様にご利用いただけます。Amazonのお客様でない方が不審なメッセージを受け取られた場合は、引き続きreportascam@amazon.comにメールでご報告ください。
「時折、詐欺被害に遭った際、自分が報告しても何も変わらないからしなくてもよいという考える方もいます。しかし、それは大きな間違いです」とオルセンは言います。「詐欺被害を報告することで、お客様に、自分の言うことを信じてくれるだけでなく、深刻に受け止めて何かしてあげたいと思ってくれる人がいることを伝えることができます。さらには、犯罪者を追跡し、責任を負わせようとしている人がいることを知ることは、詐欺被害者が自尊心を取り戻すことにも役立ちます
犯罪者を阻止するための継続的な取り組み
Amazonは、Amazonやその他のブランドになりすまして詐欺に手を染める犯罪者を絶対に認めません。なりすまし詐欺からお客様を保護する取り組みを継続する中で、Amazonは2023年、40,000を超えるフィッシングサイトを閉鎖させ、なりすまし詐欺に使用されている10,000件以上の電話番号を解約させました。また、世界中の何百人にも及ぶ犯罪者を警察当局に報告し、詐欺行為による逮捕や捜査に結びつけることができました。Amazonでは、今後ともこうした詐欺犯罪者の責任を追求することで、警察当局の取り組みを支援していく予定です。
また、世界中の詐欺行為を妨害する業界をあげての協力の機会を模索しています。たとえば、2023年に、Amazon、Microsoft、インド中央捜査局(CBI:インドにおける連邦捜査当局)は、MicrosoftとAmazonのカスタマーサポートを騙るインドの違法なコールセンターに対する複数の犯罪捜査を指揮したと発表しました。違法なコールセンターは、主に米国、そしてオーストラリア、カナダ、ドイツ、スペイン、英国に在住する2,000人を超えるAmazonとMicrosoftのお客様に影響を及ぼしました。同様のサイバー犯罪が両社のお客様をターゲットとしていたことから、この行為は、米国およびインドにおける共同訴追合意を通じ、AmazonとMicrosoftによる共同犯罪者照会によって裏付けられています。
「私たちのチームのメンバー全員に共通して流れているのは、お客様を守るという情熱です」とオルセンは言います。「私にとって、この仕事に対する最も大きなモチベーションは、私たちが日々行っている業務が人々の生活に影響を与えているとわかることです」
詐欺を防止するためのAmazonのアプローチについて、また詐欺の最新トレンドについて詳しくご覧ください。